2019年8月1日木曜日

「模試人間」の恐ろしさ

 こんにちは!柏の葉アシスタントの内藤です!
 暑さにやられてませんか?大丈夫ですか??

 さて、今日は少し僕のお話をさせてもらおうかなと思います。

 僕は日ごろ、対応する生徒さんに「模試は模試」「本番はここじゃないよ」と口酸っぱく言っていると思います。前回のブログ記事でもそう言っていました。
 なぜ僕がそんなにも言っているかというと、自身の苦い経験があったからです。それを教訓に、みんなにはそうなってほしくない、そう考えています。

 というのも、僕は現役時代、模試に流されてしまう人間でした。模試がすべてだと考えるタイプでもありました。
 例えば、第一回のマーク模試で自分の予想以上の点を出し、その後のモチベーションを失って1~2週間ほど勉強に熱が入らなくなってしまったこともありました。
 さらに最大の失敗は、ちょうどこの時期。第二回のマーク模試に向けて、「何としてもここで良い結果を残さないとダメなんだ」という重圧を自らに課し、センター対策の講座だけを必死にこなしていました。これが僕にはダメだったのです。
 僕は7月まで、MARCHや早慶レベル向けの講座を受講して手ごたえを得ていました。しかし、7月を丸々センター対策に費やした結果、マークが終わって早大対策に取り掛かろうとしたとき、感じていたはずの手応えは全くなくなってしまったのです。実力が下がっているのかと焦りと恐怖さえ感じていました。
 つまり、「模試人間」になってしまった僕は、模試に特化するあまり、本来のゴールを見誤り、8月のスタートダッシュに失敗してしまったのです

 さらに10月の第三回マーク模試。高校に絶対負けたくない子がいて、その子に負けまいと、こちらも必死に過去問を解きまくっていました。しかしナーヴァスになりすぎ、本番でテンパってしまって成績が伸びませんでした。そこからまたモチベーションが上がらず、自分としては最悪の時期だったと振り返っています。
 その結果を受けて、初めて気づいたのです。模試は全てではない、と。夏に入る前に先輩アシスタントの安喜さんから似たようなことを言われていたことも思い出し、なぜもっと早く気付かなかったのだろう、と、ひどく後悔をしました。


 もちろん、模試に全力を注ぐことが悪いとは言いませんし、国公立志望の生徒さんは、センターやそれに向けてのマーク模試がカギとなってくることももちろんです。でも、みなさんに共通して言えるのは「模試はゴールじゃない」ということです。
 そしていま改めて思うのは、「模試は自分を客観的に見れるチャンス」ということです。自分の実力が数字として、全国の中の立ち位置として見えてくるわけですから、そこから浮かび上がる課題を見つけ、それを確実に埋めてパワーアップする。その機会を与えてくれるいいチャンスだと考えていきましょう。ナーヴァスにならなくていいんですよ!

 なので、模試の勉強だけやることなく、二次や本試の対策をメインに、同時並行しながら勉強していきましょう!!


 前回の記事に似た内容になってしまいましたね…。すみません(笑)。
 でもぼく個人として皆さんに伝えたかったことの一つでもあります。模試の結果に悩んでいる皆さんに少しでも共感してもらえたら嬉しいです。

 以上です。長々とお読みいただきありがとうございました!!